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”インスタ映え””シズる”は人によって異なることを自覚すべし!

昨今、インスタグラムを中心にホットワードとなっている「インスタ映え」。

インスタ映えとは・・・
写真共有SNS「インスタグラム」(Instagram)に写真をアップロードし、公開した場合に、ひときわ見栄え良くステキに見える(映える)、という意味で用いられる表現。インスタグラムへの投稿を念頭において「写真うつりが良い」と述べる言い方。
(weblio辞書)

古くから使われている言葉で、「シズル感」という言葉があります。これは食品などに主に使われる言葉で、消費者の感覚を刺激して食欲や購買意欲を喚起する手法のことを指します。肉が焼ける音をフォーカスする、みずみずしさを前面に押し出すなど、よりおいしそうに見える表現全般のことです。
インスタ映えは、このシズル感と非常に近しく、デバイスがスマホ、ツールがインスタ、向き合い先が「素敵感」という形で置き換えをしたものです。

ところが、シズル感は万国共通ではなく、人によってシズルポイントは異なるのです。
焼肉の音を聞いて、「ヤバい!食べたい!」と思うのは肉が好きな人ですし、ビールの注がれる画を見ても反応しない人もいるでしょう。
インスタ映えはシズルに比べてよりターゲットが狭まるので、その範囲もより狭くなります。

■インスタ映えってどこからなのか?
インスタ映えの特徴は、主に下記の通りです。
 ・カラフルな画であること
 ・雑誌風のおしゃれ感があること
 ・非日常であること
 ・意外性や違和感があること
 ・規格外のサイズや、常識的でないこと
 ・象徴的なスポットや内容であること

これらの特徴だけをとらえると、その定義はとても広く、とにかく素敵な写真を撮りさえすればインスタ映えの対象になりそうですね。
写真映えして、自分なりの演出を加えて撮影した写真素材、という定義で問題ないでしょう。
定義は薄いので、閲覧者が「インスタ映えだ」と認識すれば、その写真はインスタ映えなのです。

ただし、本質の部分でいうと、インスタ映えは「いいねがたくさんとれる写真」です。
素敵な写真でありつつも共感ポイントを設けないと、それはただの自己満足なステキ写真にしかならないことを理解しましょう。

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