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新型コロナ感染拡大の間に、企業がソーシャルメディアでやるべきではないこと

高級品を見せびらかすような過度な宣伝は「炎上」騒ぎを招く可能性がある

新型コロナ感染拡大によって企業活動が困難になる中、企業から消費者へ送るメッセージは慎重に検討する必要があります。外出を促すような販売促進メールを送信しても、迷惑メールに送られるだけです。米ファッションメディアFootwear Newsでは、新型コロナの影響を受ける企業がソーシャルメディアを運営するに当たって注意するべきことを解説しています。
危機的状況の中では、冗談を言ったり、高級品を見せびらかしたりするのは避ける必要があります。高級スニーカーを宣伝するInstagramの投稿が、時期を誤った投稿であると批判され、投稿を削除せざるを得なかった例もあります。消費者が目を光らせている点を認識し、現在起きている状況に即した投稿に留めるべきです。

普段と全く異なるコンテンツを投稿すると、一貫性がなくなり、ブランドの方向性を見失う

慎重な投稿が求められる一方、ブランドの方向性は見失ってはいけません。普段と全く異なる印象を与えるようなメッセージを避け、一貫性を持ったコミュニケーションをとるようにします。ユーザーは自宅にとどまっていても、コンテンツから新たな知識を得たいと考えているので、自社や商品にまつわるストーリーやプロセスを公開すると、差別化されたメッセージが届けられるでしょう。

長期的な戦略を無視した、投資対効果が不明瞭な投資は避けるべき

経済状況が悪化していくに伴い、ソーシャルメディアマーケティングは、その投資対効果を明確に示せるよう要求されています。例えば、インフルエンサーを使った有料広告を出稿したものの、売り上げにつながらなければ意味がありません。特に、実店舗の運営が難しくなる中、デジタル戦略の重要性が増しています。定量的な評価ができるデジタルマーケティング戦略を立案し、実行へ移す取り組みが求められています。

まとめ

消費者や社会全体について十分に考慮し、ソーシャルメディア運営を行っていくべき時期が訪れています。商品・サービスを過度に宣伝するのではなく、ユーザーとのエンゲージメントを高めていく取り組みが、長期的に見て信頼を獲得し、売り上げの向上につながっていくでしょう。

参考資料

What Your Brand Should Not Do on Social Media During the Coronavirus Crisis


著者:Takayuki Sato

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