新たな顧客層へリーチするのにTikTokの活用を始める企業が増えている

Eコマースの運営者は顧客を獲得するためにFacebook広告を活用している場合が多いのではないでしょうか。マーケティング施策は広告運営だけではなく、新たな顧客へリーチするよう、ブランドや商品を訴求させやすいチャネルを探る取り組みが必要です。その際に、Facebookへ加えてTikTokの活用を考える運営者も見受けられます。このようなソーシャルメディア広告について検討しているEコマース企業に向けて、BeProfit社がTikTok広告とFacebook広告の解説をしました。

CPMやCTRの観点ではFacebookよりもTikTokの方が良い結果が得られる場合がある

CPM（1000回表示ごとのコスト）で見ると、Facebookの場合、オーディエンスや広告設定によっては7～20ドルを要するという調査があります。一方、TikTokはやや安価であり10ドル程度にとどまります。
CTR（クリック率）に目を向けるとFacebookは業界によって0.5～1.6%と幅があり、Eコマースでは1%程度と言われています。競争がまだ激しくないTikTokを用いると、広告の種類に応じて1%から16%まで達するのが特長です。

幅広いユーザー層にリーチできるFacebookと、若い層に強みを持つTikTok

Facebookはユーザー層が幅広く、詳細なターゲティング広告が出稿できるのが利点であると一般的に言われています。A/Bテストや分析ツールが豊富に用意されているのも魅力です。しかし、広告キャンペーンを開始するまでに必要な設定作業が多く、運営者の学習に時間がかかるのが難点です。
FacebookやInstagramを使っていない人でもTikTokは利用している場合がある点を考慮すると、TikTokは、より若いユーザー層にリーチするのに適しています。TikTokは、インフルエンサーと協業し、顧客との接点を増やすのに長けたプラットフォームでもあります。ただし、TikTokは新しいアプリであるため、広告のフォーマットが他のプラットフォームに比べて限定的であり、ガイドや参考資料が比較的少ない点には注意が必要です。

まとめ

Eコマースの商品を販売する際には、ビジネスの目標に応じて広告プラットフォームのメリットとデメリットを比較し、最適な選択をしなければなりません。分析ツールを活用し、データに基づいて最適化を進めていけば、マーケティング施策の改善につながっていくでしょう。

参考資料
https://beprofit.co/a/blog/tiktok-vs-facebook-ads-for-e-commerce-which-is-best
著者：Takayuki Sato