一つの投稿に共同執筆者を設定するCollab機能が開発中
2022年にあってもInstagramは企業にとって重要なプラットフォームですが、そこで成果を上げるのは、以前ほど単純ではありません。Instagramの主要ユーザーは約3割を占めるミレニアル世代です。購買力を持ち、オンラインでの商品購入を好む一方で、TikTokなどの他のプラットフォームへ流れていく傾向も指摘されています。Instagramでユーザーの興味をひき、エンゲージメントを保つ方法についてfunc.mediaの創業者Cam Wilkieが解説しています。
InstagramはCollab機能の試験を開始しています。一つの投稿について共同執筆者を設定し、同じ投稿をすぐにシェアできる機能です。全ての共同執筆者のフィードに同じ投稿が表示され、いいねやコメントも集約できるのが利点と言えます。
インフルエンサーと協業したプレゼント企画で興味をひく
2022年でもプレゼント企画は有効です。プレゼントによってフォロワーが70%早く増加し、64倍多くのコメントが寄せられるという調査も報告されました。特に、ユーザーはインフルエンサーが推薦するものを評価する傾向にあるので、インフルエンサーと協業したプレゼント企画は高いエンゲージメントが期待されます。
インフルエンサーマーケティングに関連し、ユーザー生成コンテンツも強力な手段です。その他の広告フォーマットに比べ、自然な形式で表現できるので、効果の高い企業や商品の宣伝につながります。さらに、コミカルな短尺動画であるInstagramリールを活用すれば、広告のように見えにくいため、よりエンゲージメントが高まる傾向にあります。
Instagramストーリーのアンケート機能で顧客フィードバックを集める
顧客について理解するには、商品やサービスについて顧客に質問するのが近道です。Instagramストーリーにはアンケート機能があるので、効果的にフィードバックが得られます。また、自社に強い興味を持つユーザーのコミュニティを立ち上げて、ロイヤルティの高い顧客から直接フィードバックを集めると、商品やサービスの改善につながります。
まとめ
TikTokや他のプラットフォームの人気が高まっているからといって、Instagramを軽視するべきではありません。特にミレニアル世代に対しては、企業と消費者がつながるための優れたプラットフォームとして働きます。新機能を活用してユーザーとのつながりを深めるようマーケティング施策を検討していきましょう。
参考資料
https://www.forbes.com/sites/forbesagencycouncil/2021/12/28/5-ways-to-boost-your-instagram-engagement-in-2022/?sh=523f4a7f69c4
著者:Takayuki Sato