出品者向け機能やアフィリエイト向け機能が含まれる
TikTok Shopは、アプリ内での商品購入を支援するソーシャルコマース機能です。2023年に一部の国で展開された後、2025年6月には日本でも利用可能になる予定です。TikTokの利用中に商品を購入する可能性があるユーザーは全体の4分の3に上るという調査結果もあり、大きなビジネスチャンスを提供しています。Hootsuite社がTikTok Shopを導入する際に役立つヒントを紹介しました。
TikTok shopで販売を行うには「TikTok Shop Sellers(出品者向け機能)」に登録する必要があります。一方、商品を紹介する動画を投稿するユーザーは「TikTok Shop Affiliate(アフィリエイト)」を利用しますが、18歳以上でフォロワー数が5,000人以上など、いくつかの条件を満たす必要があります。また、販売者やクリエイターを支援するパートナープログラムも提供されています。
連絡先や財務情報を登録した後、販売を始められる
TikTok Shop Sellersの登録では、連絡先や銀行口座、税務情報などを入力します。1つのIDにつき開設できるTikTok Shopは1件のみです。登録が完了すると、販売する商品の情報や在庫、オファーなどを入力できるようになります。商品が理解しやすくなるよう、高品質な商品画像を投稿し、短く正確な商品タイトルを設定することが推奨されます。タイトルに含められない情報については、説明文で詳細に記載します。
インフルエンサーと提携し、商品をプロモーションする
商品登録が完了したら、プロモーションを開始します。通常の投稿に商品情報を含めたり、ライブ動画で特集したり、あるいは、プロフィール内で商品を紹介したりと、さまざまな販売促進の方法があります。
TikTokではトレンドを活用するのが重要なので、流行に敏感なインフルエンサーと提携する施策により販売の拡大が期待できます。クリエイターにとっては紹介料を得られるメリットがあり、本当に気に入った商品を紹介する誠実なクリエイターには、紹介方法についてある程度の自由を与えることで、創造性が発揮され、より高い成果につながる可能性が高まります。
まとめ
ソーシャルコマースの機能が開発される以前から、TikTokではユーザー同士で商品を紹介し合う動きが見られていました。そのため、TikTok Shopは多くのユーザーから期待されていた機能であると言えます。アプリを離れずに商品を購入できるので、ユーザーの利便性が大きく向上することが期待されています。
参考資料
Author:Takayuki Sato