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Z世代に響くTikTokチャレンジ企画の考え方

Z世代に響くTikTokチャレンジ企画の考え方

ハッシュタグを付与し、特定のテーマに関する投稿を促す

TikTokでは、フォロワーに対して特定のテーマに関連した投稿を促すチャレンジ企画が実施されています。これは、ダンスを真似したり、企業の商品を使っている様子を撮影したりする施策です。チャレンジ企画は、Z世代とのエンゲージメントを高める手段として期待されています。Mention社が、Z世代に響くTikTokチャレンジ企画の考え方について解説しています。
衣料品ブランドのGuessは「#InMyDenim」というハッシュタグを使ったチャレンジ企画を開催しました。デニム製品を身につけてTikTokに投稿するという内容であり、無数のユーザー生成コンテンツと高い閲覧数を獲得しています。

友人や家族と一緒に何かの行動を伴うような体験を企画に盛り込む

Z世代は、その親世代に比べてモノより体験を重視すると言われています。そのため、チャレンジ企画も「何かをする」「どこかへ行く」「何かを撮影する」といった体験型の内容が望ましいと考えられます。これは、モノを収集するよりも、体験を得ることにつながるからです。
また、集団行動をとる機会の多い若い世代に対しては、チャレンジ企画をソーシャルなものにする方法が考えられます。例えば、友人や家族と一緒に撮影したり、グループでダンスを踊ったりする形式の企画が推奨されます。加えて、ハッシュタグを作成すれば、友人や家族とシェアするのが容易になります。さらに、A/Bテストを実施して最適なCTA(コール・トゥ・アクション)を設定することで、参加率を高めます。

マイクロインフルエンサーとの提携によって大きく拡散する

コンテスト参加者にギフトカードや試供品を提供するのは一般的ですが、TikTokにおいては、複数のインセンティブを用意するのが効果的です。例えば、企画参加者の投稿が人気動画として注目されれば、社会的な承認を与えることができます。ゲーミフィケーションの要素を取り入れて、参加者の意欲を高め、継続的なエンゲージメントにつなげます。
また、Z世代はインフルエンサーの発言やレコメンデーションを重視しています。適切なインフルエンサーと提携すれば、より多くの消費者とつながることが可能です。もしも提携に必要な予算が不足している場合には、フォロワー数が比較的少ないマイクロインフルエンサーを活用する方法もあります。

まとめ

Z世代の消費者を対象としたチャレンジ企画は、限られたソーシャルメディアマーケティング予算の中でTikTokを最大限に活用する手段となります。フォロワーの体験に注目すれば、チャンレジ企画によってエンゲージメントを高めることが期待されます。

参考資料

TikTok Takeover: Crafting Engaging Branded Challenges for Gen Z Audiences


Author:Takayuki Sato

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