「編集なし、加工なし」でフォロワーに画像を共有する
Instagramの新機能「Shots」は、画像の編集やフィルターによる加工を行わず、撮影したそのままの状態で写真を共有できるオプションです。受信したフォロワーは写真を一度だけ閲覧することができ、その後、写真は自動的に削除される仕組みになっています。共有は相互フォローしているユーザー同士に限定されており、その他のユーザーは閲覧できません。
Shotsは現在、試験的に運用されている段階であり、利用できる地域が徐々に拡大しています。Social Media Today社が、このInstagramの新しい画像共有オプション「Shots」について解説しました。
日常をシェアするという点でBeRealのトレンドに関連している
日常の様子を撮影してシェアするという点では、2022年頃から流行したアプリ「BeReal」とShotsには共通点があります。また、ユーザー同士のインタラクティブな交流を促すという側面では、Snapchatとも似たコンセプトといえます。
Instagramは、よりBeRealに近い機能として、日常の風景を撮影してInstagramストーリーとして投稿する「Candid」という機能を開発しています。また、手軽にメッセージが送信できる「Notes」という機能も導入してきましたが、正式な機能として広く公開されるには至っていません。これらの取り組みから、Instagramがユーザー同士のエンゲージメントを促進する施策を模索していることがうかがえます。
Instagramに加え、TikTokでも同様の機能が試験運用されている
一方で、TikTokも「PhotoSwap」と呼ばれる機能を開発し、一度だけ閲覧できる画像をフォロワーに送信できる共有オプションを試験的に運用しています。InstagramのShotsと似た機能であることから、この分野でのユーザーニーズの存在が示唆されており、これからのトレンドとして広がっていく可能性があります。
まとめ
InstagramのShotsが今後どの程度人気を集めるかは、現段階では明確ではありません。しかし、ユーザー同士のエンゲージメントを強化するNotesが注目を集めているのを踏まえると、簡単にコンテンツをシェアできる機能に対する需要が高まっているのかもしれません。
参考資料
https://www.socialmediatoday.com/news/instagram-rolls-out-shots-image-sharing-option-to-more-regions/760074/
Author:Takayuki Sato





















