他社と差別化できるユニークな動画は、B2Bビジネスで大きな効果を発揮する
動画はB2Bビジネスで強力なツールとなり得ます。ある調査では、動画を活用するマーケティング担当者は、そうでない人と比べ、66%多くの見込み顧客を獲得したと報告されました。また、83%のマーケティング担当者は動画から高い投資対効果が得られると回答しています。しかし、単に動画を公開すればよいというわけではなく、他社と差別化するために工夫する必要があるのも事実です。米メディアChief Marketerでは、B2B動画マーケティングに使える創造的なアイデアを紹介しています。
インフルエンサーや既存顧客の様子を撮影し、興味を喚起する
既存顧客の声を使って、新規顧客の集客をおこなうのは極めて有効な手段です。チャットツールSlackでは、ユーモアを交えながらユーザーがどのようにSlackを使っているかを示し、その効果を証明しました。この動画は100万回以上の再生回数を記録し、大きな集客効果をもたらしています。
B2Bビジネスでもインフルエンサーと協業したマーケティング手法が用いられるようになってきました。産業ロボットを開発するKukaは、ロボット業界の著名な研究者がロボットを使う様子を撮影しています。同社のコンテンツの中で最も再生回数の多い動画となり、新製品の宣伝へとつなげました。
特定の企業に向けて動画を作成するアカウント・ベースド・マーケティングに応用する
アカウント・ベースド・マーケティングに動画を活用するというアイデアもあります。この手法は、特定の企業に狙いを定めて、その組織で重要な役割を果たす人物を特定・リーチする営業戦略です。その企業に最も役立つ動画を作成し、重要な意思決定者にその動画を提示すると、注意をひき、エンゲージメントを高める効果が期待できます。
動画はソーシャルメディアで公開すると、多くの人の目に触れる可能性が高まります。米国では、LinkedInに動画を公開した84%のマーケティング担当者が、LinkedInは成果につながる良いチャネルだったと報告しています。一件の動画で数百から数千の反応を得られる場合もあり、B2Bビジネスにおいて大きな機会を作り出してくれます。
まとめ
B2Bビジネスにおいても、YouTubeで公開した動画は高い販売促進効果を得て、さらに、ブランド認知向上につなげることができます。自社がターゲットとする層の興味・関心を分析し、そのニーズに応えるコンテンツを作成するようにしましょう。
参考資料