NEWS

YouTubeがタイトル用A/Bテストツールを世界展開

YouTubeがタイトル用A/Bテストツールを世界展開

クリック率だけに依存しない新たなA/Bテストの仕組み

YouTubeは2025年、タイトル用A/Bテストツールを世界展開しました。コンテンツ投稿者が候補となる複数のタイトル案をあらかじめ登録しておくと、ユーザーの行動に応じて最適なタイトルが表示される仕組みです。Hats-Off Digital社が、このA/Bテストツールについて解説しています。
これまでのYouTubeでは、優れたタイトルとサムネイル画像を用意すれば、高いクリック率(CTR)が期待できました。しかし、クリック率のみに依存した運用を続けると、誇張や虚偽を含む刺激的なタイトルが再生数を稼ぎやすくなってしまいます。その結果、ユーザーは誤った情報に誘導されたように感じ、推薦アルゴリズムへの信頼を失いかねません。こうした背景から、YouTubeはクリック率だけに頼らない新たな仕組みを導入したと考えられます。

過去の視聴履歴を考慮し、視聴時間に基づいてタイトルの有効性を評価

A/Bテストツールに複数のタイトルを登録すると、単純にランダム表示されるのではなく、制御された実験が行われます。具体的には、過去の視聴履歴や視聴行動、興味・関心に基づいてユーザーを分類した上で、それぞれに異なるタイトルが提示されます。これは、チャンネルを熱心に視聴しているファンと、初めて動画を見るユーザーで、別々のA/Bテストが実施できることを意味します。
どのタイトルが優れているかを判断する際には、クリック後の視聴時間が重視されていると見られます。たとえクリック率がそれほど高くなくても、視聴時間が長ければ、優れたタイトルおよびコンテンツであると評価される仕組みです。

視聴時間の長いユーザーを獲得したタイトルが高く評価される

A/Bテストの結果は、大きく三つのパターンに分けられます。まず一つ目は、より視聴時間の長いユーザーを獲得したタイトルが、最も評価の高いものとして選ばれるケースです。次に、タイトルによる差がほとんど見られなかったという結果もあります。この場合、タイトルの言い回しよりも、コンテンツそのものの質が影響していた可能性が高いと言えるでしょう。
最後に、計測されたデータからは明確な判断ができない場合も存在します。視聴者の立場から見ると、各タイトルに大きな違いが感じられなかったケースが該当します。

まとめ

YouTubeは、ユーザーの興味・関心や満足度を最適化するため、アルゴリズムの改善を進めています。タイトルやサムネイル画像、そしてコンテンツが適切に設計されていれば、視聴者からの評価は自然と高まり、チャンネルの長期的な成長につながることが期待されます。

参考資料
https://www.hatsoffdigital.com/blogs/digital-marketing/youtube-title-ab-testing-rolls-out-globally-to-creators/
Author:Takayuki Sato

PAGE TOP