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生成系AIを使ったTikTokエフェクトの作成

TikTokエフェクトハウスによってARフィルターを作成する

生成系AIは、膨大なコンテンツに基づいた機械学習技術によって、新しいコンテンツを作り出す手法です。特に、テキストから画像を生成する技術により、簡単なプロンプト(指示文)を入力するだけで、人の興味をひく画像が得られるようになりました。TikTokでは、生成した画像をユニークなAR(拡張現実)フィルターとして活用できるのが利点です。生成系AIを使ったエフェクトの作成についてTikTokが解説しました。

TikTokではエフェクトハウスと呼ばれるARツールにより、容易にエフェクトが作成できます。スマートフォンに保存した画像をエフェクトハウスに登録すると、TikTokのアプリ内で投稿に利用したり、シェアしたりできるようになります。

DALL·E 2やMidjourneyで作成した画像をTikTokエフェクトハウスに登録する

TikTokではサードパーティの生成系AIツールを活用できます。例えば、DALL·E 2のアカウントを持っている人は、そこで作成した画像をスマートフォンに保存した後、エフェクトハウスへ登録します。「青空と雲の絵」といったプロンプトを入力するだけで、その指示に従った画像が得られます。

また、Midjourneyのベータ版に参加し、Discordチャンネルにアクセスできる人は、そこでプロンプトを入力して画像を生成します。この場合でも、スマートフォンに保存した画像をエフェクトハウスへ登録する流れです。

生成系AIで作成された画像の著作権については確認する必要がある

TikTokエフェクトハウスにはAIを活用したツールが導入されています。一つの画像の中から、人の顔や衣服を判別したり、人の顔をアニメーションで変化させたりといったツールは、AI技術に基づいています。
企業がマーケティング目的で生成系AIを利用する場合、使用する画像のライセンスについて確認する必要があります。意図せず著作権を侵害しないよう、投稿する前に検討するべきです。

まとめ

生成系AIを使えば、何もないところから画像を作成するよりも、工数が削減できます。検討中のコンセプトを試す際に、生成系AIへプロンプトを入力してアイデアを膨らませるのに利用する方法もあります。わずか数秒のうちに、創造性を刺激する回答が得られるでしょう。

参考資料
https://effecthouse.tiktok.com/learn/2.8.2/guides/general/using-generative-ai-to-create-tiktok-effects
著者:Takayuki Sato

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