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記憶に残りやすいYouTube広告を作るには

既成概念を打ち破り、驚きを与えると記憶に残りやすい

オンライン動画は広告市場において最も成長している分野の一つです。膨大な動画の中から目立つためには記憶に残りやすい広告を制作し、ユーザーが繰り返し見たり、シェアしたりするよう促す必要があります。WordStream社がYouTubeにおいて記憶に残る動画広告をつくる手法について解説しました。

驚きの要素を入れるのは重要です。多くの動画広告は予測できる展開になっており、例えばスーパーの広告では若い母親が手頃な商品を買い物かごに入れているといった構成がよく見られるでしょう。優れた広告は既成概念を破るものです。多様性を推進するNPO法人では、はじめにシルエットのみを映したカップルが、実は女性同士だったことが明らかになる動画を制作し、驚きを与えた例が知られています。

マーケティングにおいて、過去の思い出に訴えるのは有効な手段となり得る

過去の思い出は、感情的な結びつきを生み出すので、強力なマーケティング手段になり得ます。家庭用漂白剤の動画広告では、1960年代と現代の掃除の様子を並べて描き、母や祖母の世代の生活に思いを馳せるよう仕掛けました。感情に訴えながら、新製品の価値を証明したのです。過去の思い出を活用する際には、ターゲットとなる層の年齢・性別・教育レベルといった要素を考慮する必要があります。

企業と消費者の心理的な結びつきを生み出し、商品購入を後押しする

社会問題との結びつきを訴求し、視聴者に行動を促すのも良い手法です。自社の商品に社会貢献の要素があれば、それを購入することで、消費者は善い行いへ貢献できるとアピールします。女性用商品を販売するブランドでは、思春期の女性に焦点をあて、不安とどう向き合い、克服してきたかを表現する動画広告を作成しました。たとえ、商品の価格が競合と同じであっても、ブランドを応援したいという思いが商品購入へと向かわせるようになるでしょう。

まとめ

上記の例は、多額の予算を費やせる大企業が作成したYouTube動画を挙げていますが、有名人を雇って、お金をかければ良い広告が作れるというわけではありません。視聴者に訴えるべきストーリーが重要です。予算が少なくても、視聴者との心理的な結びつきを生み出す展開を表現できるのがYouTubeの面白いところでしょう。

参考資料
https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/01/12/memorable-youtube-ads
著者:Takayuki Sato

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