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YouTubeとインスタグラム「IGTV」の比較

YouTubeはSEOに優れ、Google検索でも上位表示される

YouTubeは長らく動画マーケティング業界を牽引してきましたが、インスタグラム「IGTV」は比較的新しい動画プラットフォームとして知られています。企業が動画を配信する上で、どちらを利用するべきか疑問に思うかもしれません。米メディアBusiness 2 Communityが、それぞれの特徴を比較しています。
SEO(検索エンジン最適化)の観点ではYouTubeに軍配が上がります。Googleの検索結果画面に表示される上、YouTubeのプラットフォームの外でも動画が再生可能です。30個以内のキーワードを付与できるので、その語句を検索したユーザーには、関連する動画が提示されます。一方、IGTVはインスタグラムのアプリ内に留まり、アカウントをフォローしていない限り、動画がユーザーの目に触れるのは困難です。

インフルエンサーマーケティングでは、YouTubeもIGTVも同様に効果が期待できる

IGTVはエンゲージメントに優れているのが利点で、いいね!やコメント及びシェアを多く獲得できる可能性があります。一方、YouTubeはテレビ画面で見られるケースが多く、視聴時間が長くなるという調査が報じられました。
インフルエンサーマーケティングにおいては、YouTubeもIGTVも同様に高い効果が期待されます。いずれもインフルエンサーと連携する施策を推進しており、フォロワーが比較的多くないマイクロインフルエンサーを扱う事例も増えてきました。YouTubeのコンテンツはより長い期間、閲覧される傾向にある一方、IGTVは企業とインフルエンサーが協業するためのツールが充実しているという違いがあります。

IGTVはソーシャルコマースで先行し、ユーザーが商品購入へ進みやすい

ソーシャルコマースは、ソーシャルメディアプラットフォーム内で直接、商品を購入できる取り組みとして注目が集まっています。これは、IGTVが先行している分野です。IGTVでは、掲載する動画に商品タグを付与し、商品購入できる仕組みが導入されました。YouTubeはソーシャルコマースの機能が今のところ提供されておらず、企業にとって広告を出稿するプラットフォームとして運営されています。

まとめ

YouTubeとIGTVには、それぞれ良い点と悪い点があり、ソーシャルメディアを通して実現したいマーケティング上の目標によって、どちらを利用するかという選択肢は変わってきます。どちらか良い方を選ぼうとするのではなく、両方のプラットフォームで実験的に動画を公開してみて、自社の目的にあった使い方を見出していく戦略が推奨されます。


参考資料
https://www.business2community.com/video-marketing/igtv-vs-youtube-6-tips-to-choose-the-right-video-platform-for-you-02356740
著者:Takayuki Sato

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